ホンダCB1300SBは、CB1300スーパーフォア(SC54)をベースに、高速走行での安定性を向上させるためのハーフカウルを装備したCB1300SB(スーパーボルドール)。
スーパーボルドールの由来は、ホンダで輝かしい戦績を残したフランスの耐久レース「ボルドール24時間耐久レース」にちなんで命名されています。
初登場は2005年で、以来スーパーフォアとともにCB1300シリーズとしてマイナーチェンジやバリエーションモデルの追加、特別使用車の設定などを繰り返しました。
2019年モデルは、オーリンズとのサスペンションとブレンボのブレーキを採用した「SP仕様」がタイプ設定されます。
2021年モデルから電子制御スロットルのスロットルバイワイヤを採用し、ライディングモード選択機能とクルーズコントロールを搭載。トラクションコントロールも備えています。
市販車と白バイ(CB1300P)との違い
見た目はCB1300SBですが、サスペンションなど各部に白バイ専用のパーツになっています。
2009年の初年度モデルは、納入されるとホンダが想定していた以上に車体をバンクさせるため、バンクセンサーやガードより先に車体を擦ってしまうことがあったのだとか。
開始年は2009年ですが、2011年から2012年にかけて過去最大規模の全国導入が行われました。
2022年12月リコール対象に
国土交通省は「CB1300スーパーフォア」「CB1300スーパーボルドール」リコール届出情報を発表しました。
この中にCB1300Pも518台が対象として含まれていて、サイレンや警告灯、無線機に不具合が発生する危険性があるとしてホンダは対象車の不具合対策を行います。
CB1300Pの仕様
エンジン
水冷4ストロークDOHC4気筒エンジンで、排気量は1,284ccです。最高出力は106ps/7,500rpm、最大トルクは11.6kgf・m/6,000rpmです。
フレーム
ダイヤモンド型鋼管フレームを採用しています。
サスペンション
フロントに倒立式テレスコピック、リアにスイングアーム式のサスペンションを備えています。
ブレーキ
フロントに320mmのディスクブレーキ、リアに256mmのディスクブレーキを備えています。
その他の特徴
パトロールカー用に特別に設計されたフェアリングやシート、照明などを備えています。
CB1300Pは白バイ用にのため、一般のユーザーが購入することはできません。