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関西だけにある青バイとは

大阪府警が誇る特別部隊「青バイ」

大阪府警が運用する特別機動隊「青バイ」は、全国でも類を見ない存在です。その鮮やかなスカイブルーの車体は、大阪の街を颯爽と駆け抜ける姿が印象的です。

この青バイは、1997年12月に「大阪スカイブルー隊」として発足しました。当時、大阪では街頭犯罪が多発する問題に直面していたため、それらの予防と取り締まりを目的に新たな機動隊の設置が検討されたのです。

白バイとの違いは活動範囲の広さ

白バイが主に交通取り締まりを担当しているのに対し、青バイの主な業務は街頭犯罪への対応です。

「青バイは、特殊詐欺の容疑者検挙や薬物関係事犯の取り締まり、性犯罪の抑止活動など、幅広い犯罪対策に尽力しています。また、交通指導や取り締まりも行っています。犯人が車やバイクで逃走しても、赤色灯とサイレンを活用して迅速に現場に駆けつけることができるのが特徴です」

このように、青バイは機動力と小回りの良さを活かし、街の裏通りにまで警戒の目を光らせています。緊急時には赤色灯とサイレンで迅速に現場に向かうことができるのが強みです。

さらに、青バイは交通取り締まりだけでなく、犯罪抑止活動にも力を入れています。特殊詐欺の予防や、薬物事犯、性犯罪への取り締まりなど、幅広い犯罪対策を展開しているのが特徴です。

犯罪抑止に大きな成果

こうした青バイの活動が実を結び、ひったくりなどの街頭犯罪が大幅に減少しています。ピーク時の2000年には1万件を超えていたひったくり件数が、2022年には138件にまで減少したのです。

青バイの活躍は、大阪府民の安全と安心を守る上で欠かせない存在となっています。その爽やかな車体と機動力は、犯罪者を追い払い、府民の生活を守り抜いているのです。

全国でも注目される「青バイ」

全国でも大阪府警のみが運用する「青バイ」は、その特殊性から注目を集めています。約30台という台数は白バイに比べて少ないものの、大阪を訪れた際は、ぜひ探してみる価値があるでしょう。

青バイは、ひったくりをはじめとする街頭犯罪の予防と取り締まりを主な目的に発足しました。しかし現在では、特殊詐欺や薬物事犯、性犯罪など、幅広い犯罪対策にも尽力しています。その活動範囲の広さは、白バイとは一線を画するものがあります。

その鮮やかな車体と、犯罪撲滅に尽力する姿は、大阪の誇りとも言えるでしょう。大阪の街を守り抜く青バイの活躍に、私たちも期待を寄せていきたいと思います。